貫く
なんだか このごろ夜にひとり考えごとをしていると
泣けてくることが続いている。なんだこれは。
ロースクール卒業して間もなく結婚して、自分の望む家庭を築きあげることを選んで。
その道中で、自分のなかで ひとつひとつ つけてきた「折り合い」が いまになって、ぽろぽろと 粉々になって崩れていく感覚。なんでなんだろ。どうした自分。
折り合いをつけて 諦めると、楽になり
心の求めるままに 希望をもつと、苦しくなる。
しばらく こんな感じの自分と付き合っていくことになりそう。仕方がない。このトンネル。じっくり味わおう。
そして…貫こう。今度こそ。
きょうは、大学で行われている 夏休みのこども向けイベントに 家族で参加してきた。
こどもたちが 催しものに参加している間、わたしは大学の図書館で待つことができた。大学の図書館の自習スペースって…なんかもう 久しぶりで懐かしすぎて、学ぶ環境として恵まれすぎていることを いまさら痛感して、感極まって泣けてきた。今の自分にとって、喉から手が出るほど欲しい環境…(涙)
自分も学生時代は 毎日いつでも こんなに すんばらしい環境で自習することが 時間制約なく好きなだけできたのになぁ。ぜっんぜん わかってなかったなぁ。
当時、自分が与えられている環境がいかに恵まれていたのかも その環境がいかに限られた期間だけ与えられるもので 後に取り戻しのきかないものであるのか、も…
「旬」を大切にしたい。
そのときに全力で取り組むことが最適である事物を きちんと見極め とりこぼさずに進んでいきたい。
いまの自分にとっての「旬」は 家庭の基盤を固めることと、なにより こどもたちと 全身全霊をかけ 向き合うことだと考えて日々を積み重ねてきた。あと数年…かな。次女がもう少し成長したら、自分にとっても、こどもたちにとっても 別の「旬」が訪れるのだろう。
そのときどきの 自分にとっての「旬」を 慎重に見極めていきたい。
大きな講義室も 懐かしかった。いつか、また…司法修習で経験できたら、しあわせだなぁ。