まえをむいて。

2009年にロースクール卒業。司法試験受験回数0回。いまから、ここから、はじめます。まえをむいて。

目に見える形で

ロースクール在籍中に、
「司法試験に受からなければ、ただのひと」という言葉をよく耳にした。
司法試験に受からなければ、たとえ法務博士を取得したとしてもなんの意味もなく役に立たない…ということらしかった。世の中のことを、よく知らなかったし知ろうともしていなかった当時の自分は、「へえ。そうゆうものなのか。」と疑いなくそのまま受け止めていた。
だから、自分が数年前に 今は新司法試験を受けない、という選択をしたときには、胸を張って言える自分の学歴は大学を卒業したところまでで、法務博士であることはどちらかというと隠すべきこと、となんとなく思い込んでいた。

しかし、実際に職に就くために履歴書を書いたりして 法務博士を取得したことを明示しなければならない場面になってみると、ちょっと誇らしい気持ちが自分のなかにあることに気づいた。なんだろう…この気持ち。
また、これまで採用していただいたどの職についても、この「法務博士」という学歴は自分にとって間違いなくプラスに働いてくれたように感じている。
たぶん…それは自分がロースクールで積み重ねた「努力」を法務博士という形で可視化してもらったからだと思う。ありがたかった。誇らしかった。

「努力は必ず報われる」という言葉がある。
これって、「努力は必ず(自分が望んだ形で)報われる」という意味なんだと信じていた時期があったけれど、それはちょっと間違っていて、
真の意味は「努力は(自分が思い描いていたとおりの形ではないかもしれないけれど、何かしらの形でいつか)必ず報われる」なのではないか、といまは考えている。
どう報われるかはよくわかんないけれど、とりあえず今、できるだけの「努力」をしてみよう!と前向きになれるので この解釈をわたしは気に入っている。


長女が七夕のお願いごとに「弁護士になりたい」と書いた。去年まで毎年「プリンセスになりたい」だったのに。
言葉にしなくても、自分の生き方や日々の姿勢でわが子に伝わるもの、伝えられることがあるのだ、ということを感じ身が引き締まる思い。娘よ。私は背中で語れる母になれていますか。もっと…がんばらなくては。


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