まえをむいて。

2009年にロースクール卒業。 司法試験受験回数0回。 平日は7歳と10歳の子育てをする主婦、 週末は仕事、をしつつ、 予備試験・司法試験合格を目指しています。 いまから、ここから、はじめます。 まえをむいて。

現実は想いにつづく。

仕事が減ってしまった。

こうなることは ほんとうはわかっていたし
頭のすみっこのほうで期待すらしていたのだけれど、
現実にそうなると… ちょっと悲しいし不安になる。


ロースクールを卒業した春には専業主婦になり
社会人経験がまったくないまま 数年間を過ごしてきた
幼い子どもたちを抱えた私を いったい誰が雇うのだろう…
と 一番思っていたのは 他でもない自分自身だった。


それなのに、私を雇ってくださった。
働く機会を与えてくださった。
そのご恩に報いたい一心で これまでずっと
全力で仕事に向き合ってきた。


それなのに…いつからだろう。
だんだんと自分の仕事に対する想いが変わってきたのは。

子どもたちが成長するにつれ、
私が家から出て仕事に向かうことを
想定していた以上に寂しがり嫌がるようになったことも一因としてあるだろう。

けれども、最たる原因は
「仕事をしている時間を勉強時間に充てられたらいいのに。」という想いが自分のなかに芽生えてしまったことにある、と思う。

最初は豆粒みたいだったはずの その想いが作用した
自分のちいさな選択が積み重なり、
結果…現実がこうなった。


任される仕事が減ってしまった現実を受けて、
「これまで何年間もかかって、
懸命に自分が得てきたはずの信頼が、目の前で一瞬にして消えてしまったなぁ。自分が望んで招いたことなのに、なかなか辛いもんだね。」と私はつぶやく。

それを聞いた夫が、
「僕はそうは思わない。今回のことは、職場による『君の信頼性』に対する評価ではなく、『君が置かれている状況』に対する判断だと思う。君自身に対する信頼が失われたわけではないよ。」と返す。


繰り返し、
あたまのなかで 夫の言葉をなぞっているうちに
思考が前を向く。


そう。勉強することのできる時間が増えたのだ。
自分の密かな願いが、膨らみ続けていた想いが
この現実を導き出したのだと、思う。

こうなったらもう。がんばるしかない。前を向いて。





次女のお気に入りの遊び。メイクアップ りかちゃん。
消しては書いてを繰り返す。
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