まえをむいて。

2009年にロースクール卒業。司法試験受験回数0回。いまから、ここから、はじめます。まえをむいて。

旧姓か 今の姓か。

ロースクールを卒業した春に 私は夫と結婚した。

当時の私は、
司法試験を受験する気は さらさら なかったけれど、
もしこの先 司法試験を受けよう!と思ったときには
旧姓で受験したいし、
法曹になったら旧姓で働きたいと 夫に伝えていた。

いまから振り返ると、結婚を目の前によくもまぁ
そんなことを結婚相手に
面と向かって宣言したなぁ…と、
自分の尖っていた若かりし頃を懐かしく思うけれど、

あの時の自分には 旧姓の名前であった頃の自分が
26年間ずっと積み重ねてきた努力や成果が、
姓を改めることで綺麗さっぱり消えてしまうような感覚に耐えられなかったのだと思う。
それと、父に見せたかったけれど 生前は叶わなかった司法試験に合格した自分の名前は、
やはり父の娘であることの証として 旧姓で天国に示したい、との強い想いもあったのだと思う。


これらの理由を説明するまでもなく、
夫は、それはそうでしょう。といった様子で
当たり前のように 私の旧姓使用を受け入れてくれていた。


それから、夫の姓で暮らす日々が積み重なり
専業主婦としての自分、夫の姓を名乗る自分が板についてきて、
自分が旧姓使用を希望していたときの気持ちなど
綺麗さっぱり忘れて 遠くに置き去りにしていた頃…

自宅で夫がなくした携帯を探していたので
わたしの携帯から夫の携帯に電話をかけたとき、
音のなる夫の携帯をみつけた私は 胸の奥が喜びで ぎゅっ!となった。

夫の携帯には、
私の名前が 旧姓のフルネームで表示されていた。

携帯を私から受け取りながら、夫は すこし照れながら
「僕のなかでは 君は ずっと『旧姓のフルネームの私の名前』 なんだよね。」と 言った。

18歳からの付き合いである夫のなかに 消えずに居てくれた、旧姓の自分の姿と突然再会したこの出来事を機に、私は少しずつ 旧姓の自分が積み重ねてきた努力や抱き続けてきた想いに 正面から向き合うようになった。

次第に 旧姓の自分の積み重ねてきた がんばりに報いたいとの想いも芽生え、司法試験へと今の自分を突き動かした。


家族の状況にもよるけれど、早くて来年、遅くとも再来年から司法試験(予備試験)の受験を始める。

こどもたちはどう思うか、とか
夫のご両親が悲しまないか、とか
自分が旧姓を使うことについて まだ考え抜かなければならない部分はあるものの、
今のところ 旧姓で出願したいとの想いを抱いている。




幼稚園に入園した次女の上靴を ちょっぴり飾りつけ。
たのしく過ごすことができますように、と
想いを込める。

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