まえをむいて。

2009年にロースクール卒業。 司法試験受験回数0回。 平日は7歳と10歳の子育てをする主婦、 週末は仕事、をしつつ、 予備試験・司法試験合格を目指しています。 いまから、ここから、はじめます。 まえをむいて。

ちょっと、ずれている。

 

刑法の論文式問題演習をしているのだけれど、

しばしば「自分の感覚ってちょっとずれているのかなぁ…。」と思う場面にでくわす。

 

今回は、盗みに入ったお家に

たまたまいたご老人を殴って動かなくしてから

強盗をして立ち去ったのだけれど、

しばらくして我にかえり ご老人の命だけは助けたいと思って、

匿名で救急車を呼よび、その結果ご老人は助かった、という話であった。

 

この「匿名で救急車を呼んだ」行為により、

犯人に責任の減少が認められるのではないか、

という話になるのだけれど、そこでは

「結果不発生に向けた真摯な努力」が必要なのだそうだ。

 

自分としては、

ご老人の命だけは助けたいと思い救急車を呼んだのだから、まぁ「結果不発生に向けた真摯な努力」としては十分かなぁ…

と思ったのだけれど、

一般的にはそうではないらしい。

真摯な努力っていったい何…と考え出しそうになったけれど、

とりあえず本事案における中止行為としては

これでは十分でないという判断について、

ここでしっかり、自分のものにしていきたいと思う。

 

こういった自分の感覚のずれについては、

ロースクール時代にもよく感じたことがあり

当時は「なんでなの!?」と

自分なりに納得するまで考えることに固執してしまっていたのだけれど、

とりあえず今は「そういうもの。」と受け入れて

時間があるときに関連判例などを読んで

ゆっくり腑に落ちるのを気長に待つようにしている。

 

長年にわたる自分の夢を実現するための試験、

生涯の職業にしたいと強く願う職業に就くため試験、

そういったものの受験に挑む準備期間には、

自分が掲げた目標やその先広がる世界に対する

高い理想や強い想いに縛られてしまい

かえって前に進み辛くなることがある。

 

あくまで試験である、ということと

その先に繋がる勉強をする、ということ。

双方を良き分量で配合しながら 努力の源にしていきたい。

 

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