まえをむいて。

2009年にロースクール卒業。 司法試験受験回数0回。 平日は7歳と10歳の子育てをする主婦、 週末は仕事、をしつつ、 予備試験・司法試験合格を目指しています。 いまから、ここから、はじめます。 まえをむいて。

受験生になっていく。

 

このところ ぼわっとした『焦り』を抱えて過ごしていた。

具体的に目に見えて迫ってくるものがあるわけでは

今の段階ではまだないのだけれど…

原因はおそらく、

先日はじめて行った コワーキングスペースでの自習だと思う。

 

休日は 自宅でもカフェでも

非効率な取り組み具合でしか勉強ができない。

せっかく家族が与えてくれた貴重な勉強時間を

最大限効果的に使いたかったので、

思い切って 前々から気になっていた

コワーキングスペースで勉強してみることにしたのだった。

コワーキングスペースのなかには、

個々人で仕事をしている方同士を結びつける場、であるとか

仕事の広がりを求める方々が集まる場、であることを

主な目的とするものが多く存在するので、

資格試験の勉強や自習をするのに

向いている場であるのかどうか不安を抱えながら向かった。

 

けれども、これが本当に

資格試験の勉強や自習をするのに最適な場所であった。

少なくとも、自分がお世話になった場所は そうであった。

 

おしゃべりしたり、飲食も自由にできるスペースと、

「サイレントルーム」といって 作業に集中したいときに使う静かなスペースとが

しっかりと区分けされていて、

かつて自分もよく利用していた

ロースクールや辰巳やレックや伊藤塾の自習室の空気感そのものがそこにあった。

 

「あぁ。そうそう…こんな感じだったわ…。」 と、

数年ぶりに感じるピリッとした空気感を懐かしむと同時に

自分の心の奥の方で長年のあいだ

座布団を置いて隠して見えないようにしてきた スイッチのようなものが、

カチッと入った気がした。

 

それからである。

 

日常の中でふいに「焦り」のようなものが 自分を追い詰めるようになった。

[家族に負担をかけない程度の可能な範囲で できる限り勉強を進める。] という、

司法試験を再び見つめ始めたときに

自分のなかで定めたボーダーラインが

ぐらっと 押し寄せる「焦り」の波で揺らぐ。

 

「この時間にも勉強したい。」との思いに

常々駆られてしまう自分にほとほと疲れてしまった。

 

今自分が置かれている場所を客観的に見ると、

あの自習室のような勉強に最適な環境で

日々過ごしている多くの受験生の方々には

到底かなわないなぁ…と思う。

 

でも。

 

かなわない場所にいたとしても

「なんとかなる方法」は必ずある…とも思っている。

それは祈りに近い思いかもしれないけれど、

前向きに、前向きに…

なんとかしたいなぁと考えている。

 

受かる気がしない、が、時を経て

そのうち受かるだろうなぁ、に変わり、

そしてようやく ここで受かりたい、に移ってきた。

 

こうして、だんだんと すこしずつ

受験生になっていくものなのだなぁ…と

我がことながらしみじみ思う。

 

これからずっと、

この焦りや不安は 受験生である自分の横を

付いて回るのだなぁと感慨深くなる。

どうせ付いてくるなら 振り払おうとするのではなく、

仲良くうまく付き合っていきたい。

お腰につけたきびだんごでも あげようかしら。

 

 

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