まえをむいて。

2009年にロースクール卒業。 司法試験受験回数0回。 平日は7歳と10歳の子育てをする主婦、 週末は仕事、をしつつ、 予備試験・司法試験合格を目指しています。 いまから、ここから、はじめます。 まえをむいて。

把手共行(はしゅきょうこう)

 

司法試験、予備試験の試験日が延期となりました。

今年出願をしていない身ではありますが、

勝手ながら仲間と思っている受験生の方々のことを案じていたら、勉強が手につかなくなってしまいました。それなら寝よう、と寝転んでみましたが、眠れなかったので、机に戻ってきました。

ここに想いを記し、自分も前に進みたいと思います。

 

 

わたしが住んでいる場所は緊急事態宣言の対象地域となりました。

ですが、ほんの数日前までは 幼稚園、小学校が

予定通り再開される決定がなされていたため、

 

自治体の決定に従いわが子を登園、登校させて安全なのか、

やはり今は自主的に休ませるべきなのか、

 

どちらにするか、できる限り多くの情報を集め

それらを精査し比較衡量したうえでの

「自分が下した判断の根拠」を紡ぎだすことに

数日間ではありましたが、

実に膨大な時間と労力を費やしました。

その後間もなく、決定がひっくりかえり

1ヶ月間の休校延長となりました。

ほっとした…というよりも、

わたしの(貴重な…😢)時間を返してちょうだい!という気持ちでいっぱいになりました。

 

つい数日前に心身共に激しく翻弄されたこの体験から学んだことは、

今の自分が考えて どうにかなること、と

今の自分が考えても どうにもならないこと、

との切り分けをもっと意識的にすればよかったな、ということでした。

 

思い返してみると、

休校延長になる可能性は高いか、高いならどれくらいか、とか…

休校延長の発表があるとしたらいつなのか、とか…

今自分がそれを考えたところで 

どうにもならないことに気を取られて、

それをあれこれ調べたり想いを巡らせたりして

ずいぶん無駄な時間を費やしていたなぁと反省しました。

 

なので、今回は 思い入れのある司法試験、予備試験に関する出来事である分、さらに

あれこれ想いを巡らせてしまいそうになっていますが、ここはぐっと堪えて

今の自分が考えても どうしようもないこと

に時間や心を奪われないようにしようと決めてみました。

 

 

そして。

気持ちを奮い立たせること、緊張感を維持すること、平常心を保つこと…

とても難しい局面に立たされたとき、

気合だ、気合だぁ!で 乗り越える自信が

今の私にはありません。

踏ん張りなさい、と言われても 

踏ん張る土台がぐらついてしまう…

そんな環境下にある場合、どうしたら良いのでしょうか。

 

 

把手共行(はしゅきょうこう)

共に手を取って歩んで行く、という意味の禅語です。

手を取り合う相手は誰なのでしょうか。

四国巡礼のお遍路さんの笠には「同行二人」と書いてあるそうです。

辛い道のりだけれども二人で歩いて行こう、

という意味で、ひとりは自分、もうひとりは

弘法大師さん、とのこと。

今回の場面は四国巡礼ではありませんが、

司法試験、予備試験も同じようなものだよなぁ…と思いました。

 

いまここにいる自分と手を取り合う相手。

それは、「これまでの自分」ではないかと

私は思うのです。

 

なんだかんだ頑張ってきた。

先をゆく友が眩しくて自分だけ取り残された気持ちになって涙が出たり。

終わりが見えなくて絶望的な気持ちを抱えてうずくまってしまったり。

ほんとうにこの先に光が待っているのか、信じたいけどそうもいかず すべて投げ出してしまいたくなったり。

 

けれども、

立ち止まっても歩き出して。

転んだら少し休んで。

どうにかこうにか いまここまで歩いてきた

「これまでの自分」が ほらとなりに、

ちゃんと居ると思うのです。

目があったら、ぐっと手を握り

大丈夫、大丈夫と励まされながら

まえに まえにと、きっと進んでいけるのです。

 

 

かげながら応援しています。

わたしもがんばります。

どうかみなさまがご無事でありますように。

 

 

 

 

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