願う。
辛いね、悲しいね、気の毒に…
と思いながら、
こころの隅っこのほうに確かにある、
自分は助かったのだな…という
後ろめたさを含んだ安堵感から目をそらす。
あの方がなぜこんな目に…どうして自分は…
とぐるぐる考えても、
でてくるのは都合のよい勝手で薄っぺらい解釈なだけで、
到底 心を晴らすようなものには辿り着けそうにない。
いま自分が感じている こころに横たわる
なんだか曇った重たいものの存在を認め、
いま自分がここでこのように「ある」ことを認め、
いますぐには無理なのだろうけれど、
そう遠くはないこの先で
自分が誰かの何かのためになれますように…と強く願いながら、
目の前のことに精進する他ない。
〈アガルート進捗状況〉