まえをむいて。

2009年にロースクール卒業。 司法試験受験回数0回。 平日は7歳と10歳の子育てをする主婦、 週末は仕事、をしつつ、 予備試験・司法試験合格を目指しています。 いまから、ここから、はじめます。 まえをむいて。

多角的な視点で。

 

小学生だった頃。

習い事に向かう車で 窓のそとをみながら

流れてくるラジオをぼんやり聴いていた。

話者が最近読んだ本の内容と感想を紹介する番組だった。

 

そのときは たしか…『裁判官のプリズム』とか言う題名の本を紹介していた。

(Amazonで検索してみたけれど該当なしでした…ざんねんなことに正確な題名が不明です。)

普通にみていたら一筋の透明な光なのだけれど、

裁判官というひとは、その心にプリズム

(※プリズム・・・太陽の光をガラスのプリズムに当てると、虹のような光の帯が現れます。

これを太陽光のスペクトルと言います。

白く見える太陽の光は、実はさまざまな色の光が混ざっていて、プリズムに通すことでそれが分けられる仕組みです。)

を持っているので、

ひとつの事実を多角的に観察、分析し、もっとも妥当な結論を導き出すことができる…

というようなことを話していた。

 

自分の頭のなかを車窓から眺めたままに流れていた景色が、

一瞬にして 透明な光がプリズムを通過して

虹色に彩られる理科の教科書でみた写真に切り替わった。

 

裁判官って、法律家って、なんてすごいのだろう…

かっこいいなぁ。素敵だなぁ。と幼心に思った。

 

 

法律を学んでいて、憲法、民法を学習しているときにも感じたけれど、

いま刑法を学習していてとくに感じるのは

自分の視点をあっちゃこっちゃに移動させながら、

思考し結論を紡ぎ出すことの繰り返しだなぁ、

こりゃ何かの修行みたいだなぁ、ということである。

勉強開始後ほどなく 思考の負荷がおおきく

頭から煙が上がってくるのは私だけだろうか…

 

自説だけを固めて突き進んでいけばいい、というものではないことを、

いくつもある考え方、諸説から、正誤の判断を迫られるたびに 突きつけられるのである。

 

短答式の問題演習はページをめくるたびに

「うぅ。めんどくしゃいなぁ…」と思うのだけれど、

この視点の転換とそこから進める論理的思考の繰り返しのさきに、

『法律家のプリズム』があるのかしらん、と

さきほどふと思ったので、休憩をかねてここに記してみた。

 

 

さてさて。続きをがんばります。

プリズム…ひょっこり足元に落ちていないかなぁ。見つけたら秒で拾うんだけどなぁ。

 

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