まえをむいて。

2009年にロースクール卒業。 司法試験受験回数0回。 平日は7歳と10歳の子育てをする主婦、 週末は仕事、をしつつ、 予備試験・司法試験合格を目指しています。 いまから、ここから、はじめます。 まえをむいて。

このまま進め。

 

西野亮廣さんに偶然お会いした。

お会いした、は言い過ぎな気がする。

お見かけした、のほうが正確だ。

 

いまから10年くらいまえのこと。

西野さんは当時30歳までと期限を決めてブログを書いていらっしゃった。画面いっぱいに詰め込まれた想いの込められた力強い文章をいついかなるときも毎日必ず更新していらっしゃった。

そんな西野さんのブログを毎日まいにち…

法曹を目指していくのかどうか曖昧で定まりきらない気持ちを携えながらも とりあえず受講していた司法試験予備校の答練に向かうバスに揺られながら、自分はいつも拝読していた。

 

西野さんの中に揺るぎなく存在する

『前に進む強い力』のようなものを どうすればいまの自分の中に持つことができるのだろう…

昔の自分の中には確かにあったはずの『それ』は一体いつから立ち消えてしまったのだろう。

いつかまた、自分のなかに『それ』を取り戻すことができる日が来たらいいなぁ、と信号待ちでなかなか進まないバスでうつ向きながらぼんやり考えていた。

 

それから…

時間をかさねるほどに法曹への想いは萎んでいき、それと入れ替わるように、

親になり人を育てる覚悟が芽生え、以来ずっと

自分がすべき役目を全力で果たしてきた。

つもりでいるのだけれど、ときどき ふいに

「自分の人生、これで良かったのか。もう戻れない。やり直しできない。」という

現状への焦燥感と過去への後悔のような感情に

ざぶんと呑み込まれて 泣き出したくなる。

というか、昨日 大泣きしてしまった。夜中に。

大人ですが夜泣きをしました。人知れずひっそりと。

 

泣いてスッキリしたのだけれど、心に陰りはのこったままで、それを解消するいまの自分に可能な方法も見当たらず…

それでも家族の日常を運営していく役目からは降りられないので、重たい身体と心を引きずって 用事を済ませる為に こどもたちを連れて少し遠出をしたのだった。

 

そうしたら、西野亮廣さんをお見かけしたのである。ほんとうに偶然に。

 

自分はあまり信心深さを持てていないようなのだけれど、

唯一、確信に近いほどに信じていることがある。

それは…《会いたい人に会えること》は

天からの『きょうまでよくがんばりました。』のご褒美であり、

『だいじょうぶ。そのまま前を向いて進みなさい。』のメッセージである、

ということである。

 

今回、久しぶりに深く落ち込んで夜泣きした翌日に、

長年のあいだ「いつかお会いできたら。」と想っていた方に偶然お会いできたことを、

自分は強く重くありがたく受けとめている。

『だいじょうぶ。このまま進め。』

のサインを受け取った気がして 帰り道 空を見上げて

「ありがとうございます」と小さく届くようにお礼を伝えた。

 

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よし。がんばるぞ。

 

 

………………………………………………………

 

今日どうしてあの場所に西野さんがいらっしゃったのか気になり帰宅後 調べてみると、

本屋さんへのご挨拶にまわられていたのだと知りました。

自分がいますべきことを地道に確実に淡々と。

行動し続ける姿に心底頭が下がります。

 

また、

西野亮廣さんの最近書かれた文章には

「孤独」という言葉が記されていました。

 

いったんは背を向け距離を置いた司法試験、そして法曹界という場所に、

再び向き直り一歩いっぽを踏み出す度に あらゆる感覚が自分に押し寄せてきます。

「孤独」もそのひとつ。

これまでの自分には手に負えなかったものであるけれど、

これからの自分が避けて通るわけにはいかないもののような気がしています。

 

結果を出さなきゃ。結果を出したい。

 

 

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