ちょいとここらで基本書を。
基本書をたくさん買いました。
自分のために使おうと思える時間もお金も
学生のときと比べてかなり減っているのが現状です。
できるかぎり何も買わずに勉強を進めたいと考えてきました。
ただ、どうしても…今このタイミングで
基本書を通読してみたいという気持ちに目を背けることができなくなり、とうとう…思い切って購入しました。
手元にある基本書といえば、
ロースクールの授業で使用したもののなかで
思い出として数冊残しておいたものだけでした。
そして、そのほとんどが「授業で使用する指定基本書だから」という理由で無理に買わされたものばかりでした。
(ロースクール授業の講師指定の基本書が わかりにくく自分好みでなかったので買わずに、
毎回図書館で指定基本書を借りて授業に出ていたら3回目の授業で講師に目を付けられ、
その後すぐに指定基本書を購入したものの
講師の嫌がらせにより 散々な目にあいました。
今になれば良き思い出…いや、あの辛さは一生忘れない。笑)
そんなこともあり、基本書自体にあまり良い印象がなく、通読するにも予備校本のほうが格段にわかりやすく感じてきたので、疎遠でした。
けれども、最近になって合格なさった方に直接お話を伺う機会に恵まれ、知識の安定感といいますか、揺るぎない感じが素晴らしいなぁ、と思い、その方も基本書をしっかり読んでいらっしゃる方だったこと(ロースクールでも合格した方々は基本書を読んでいた姿をよく見かけたことを覚えています。)、
また、ある程度それなりに勉強が進んできた今、自分の頭のなかに 断片的で ふわっとした「知識」が、散在しているなぁと感じるようになり、
今ここで それら頭のなかで散らばっているものを なにかこう…ひとつの体系だった形で並べて整理してまとめ直したいなぁと思うようになったこと、
仕事が繁忙期に入っていてそれがしばらく続くので 数ヶ月間は腰を据えて机に向かう勉強内容ではなく、隙間時間に積み重ねていく勉強内容を取るしかないなぁと考えていたこと、
などなど 重なりまして、ちょいとここらで基本書を通読することにしました。
初めて自分の意思で基本書を選ぶので、
あちこち調べたり 見たりして、えいや!と購入しました。
選ぶ基準は、
・自分にとってわかりやすい(やさしい)記述であること
・通読可能なページ数(薄さ)であること
・司法試験受験に必要そうな、極めて最低限度の内容がだいたい書いてあればOK牧場(ちいさいことは気にしない。)
・平均的な合格者の方々の頭のなかにあるであろう内容を想像して、そこから逸脱しない平均的、一般的な内容であること
を満たしていそうなもの、としました。
時間も集中できる環境も今の自分は持ち合わせていないので、欲張らないように気をつけました。
バスの待ち時間、こどもの送り迎えの移動中、煮物が煮える間、お湯が沸くまで、読んでいます。
だいたいいちにち30ページくらいでしょうか。
いちにち100ページ単位で読んでいた学生時代を思い出すと 少々凹み、少々焦りますが、こればっかりはどうしようもないことですので、
できることをがんばります☺︎
散り散りに転がっている知識が、頭のなかでくるくるまとまって整理されていく感じがして
楽しくうれしいです。
私が純粋未修で初学者だったころ、どなたに伺っても 「とりあえず基本書を通読しなさい。」とのアドバイスをいただきましたが、
最初は予備校本でわかりやすい形でぽいぽい知識と法律の感覚を身体に入れてから、
基本書を通読して知識を整理し 自分のなかで体系立たせるのがいいような気がしています。
勉強法や知識の習得過程は十人十色。
だんだんと自分に合った方法を見つけていけたらいいなと思います。
とにかく前に進みつづけていくことで、よき方向に修正しながら流れていくもののように感じています。
進んでいるのか、ただ流れているだけなのか、
現状よくわかりませんが とどまらないようにはしていきたいです。