まえをむいて。

2009年にロースクール卒業。 司法試験受験回数0回。 平日は7歳と10歳の子育てをする主婦、 週末は仕事、をしつつ、 予備試験・司法試験合格を目指しています。 いまから、ここから、はじめます。 まえをむいて。

不安を作るは自分自身。

 

平日は在宅の仕事しか引き受けないことに

しているのだけれど、

今週だけ 勤め先が緊急の様子だったため

こどもたちが学校と幼稚園に行っている時間帯だけなら、という条件で、

出勤をしなければならない仕事を引き受けた。

 

それが、いまから約2週間前のこと。

平日の仕事の依頼を受けて、電話を切るなり

みるみる心が曇っていった。

 

「もし仕事の日にこどもたちが体調をくずしたらどうしよう…

学校に幼稚園に こどもたちが 無事に行き、

その間に職場に行けるとは限らないではないの。

仕事の日の朝に、急に熱を出したらどうしよう。

お腹をこわしてぐったりしたらどうしよう。

安易に とんでもない依頼を引き受けてしまった。

あぁぁ…気が重い。」

 

自分のなかで静かに膨らんでいく不安感を少しでも小さくしようと

自分が恐れる「もしも」に備えて 実に多くの時間と労力を費やすこととなった。

最終的に、市と民間が運営している

それぞれの病児保育の事前登録に奔走することで、

気持ちをおさめることにした。

 

それでもなお不安感は消えず、

「どうか体調を壊しませんように。」と

切実に祈りながら過ごし、

とうとう平日の仕事日を迎えた。

 

こどもたちは ふたりとも元気だった。

なんの問題もなく、仕事を終えた。

 

《恐怖は 最大級の時間の無駄である。》

 

これまでのことを振り返ってみても

自分が恐れていることが実際に起きたことは、

よくよく思い出してみると…ほとんどなかった気がする。

 

仮に、起きてしまっても、

それ以前に自分が恐れていたほどの強さで

襲いかかってきたことは案外ないのである。

 

あの思い悩み頭を抱え心を砕いていた時間は

一体なんだったのだろう…

 

今回の平日に仕事引き受けてしまった騒動は、

自分にとり、いろいろと考えさせられる出来事となった。

 

いまの自分は、

法律の勉強が好きで、楽しくて、

予備試験にも司法試験にも

全力で向かっていきたい気持ちでいっぱいなのだけれど、

一点だけ…そんな前向きな気持ちに

影を落としていることがある。

 

それは、

受かっても すぐには司法修習に行けそうにない、

ということである。

こどもたちを置いて数週間 家を離れることが

どうしても 今の自分には想像できない。

 

先のことなので、

この点については 今は目をつぶり目の前の勉強に勤しみ、

あとは受かってから考えればいい、と思うようにしているけれど、

 

達成したい目標を掲げた際に

進む先を具体的にイメージして原動力にする自分にとって、

先行きが不明というのは やはり悲しきことである。

 

でもこの「先行きが不明」という恐れ自体も

今回の出来事と同様に、

自分のなかで勝手に作り上げただけのもの

かもしれないなぁ、と考えるようになった。

 

この数年でこどもたちが

劇的に親離れするかもしれないもの。(さみしいけれど。)

 

夫が和光の近くに転勤になるかもしれない。(可能性は果てしなく小さいけれど。)

 

とにかくいまは目の前のことに全力で取り組もう。

 

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夕方4時。勉強机に光が差し込む。力がわく。

 

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