まえをむいて。

2009年にロースクール卒業。 司法試験受験回数0回。 平日は7歳と10歳の子育てをする主婦、 週末は仕事、をしつつ、 予備試験・司法試験合格を目指しています。 いまから、ここから、はじめます。 まえをむいて。

『型』を身につける。

 

長女が茶道を習い始めた。

自分もこどもたちと一緒に

先生がお茶を点てる一連の手順を

見させていただく機会に恵まれた。

 

先生の指先に視線を集中させて

ひとつ、ひとつの動作に見惚れているうちに、

『型』というものの存在が先生の所作から

浮かび上がってくるのを感じた。

先生は、「次はこれをして、それから…」と頭で考えずとも、

手順という『型』はもう そこに確実に置いてあるなかで、

そこよりも一段、二段 深いところに意識を置いて

お茶を点てられているようにみえた。

 

 

民法、憲法、そして今 刑法と

アガルートの重要問題習得テキストで学習を進めるうちに、

科目固有の『型』のようなものと

科目をまたいで共通の『型』のようなものの存在を、

ぼんやりと感じはじめていた時期だったからから

そこに自分の意識が向いたのかもしれない。

 

基礎が大事という言葉をよく耳にするけれど

『型』を身につけるという感覚なのかなぁ、と

このごろとくに感じることが多い。

それは自分の頭に記憶を貼り付ける「丸暗記」とはちょっと違っていて、

自分の中に一体化して取り込んでしまうのが「型を身につける」ということである、

というのが現時点での自分なりの感覚である。

自分のなかに もう当然のこととして 身につけた「型」があって、

意識しなくてもいいくらいの状態になっていて、

そこから一段、二段と奥の方をみつめて思考できるような場所に

自分の学力をもっていけたらいいな、と思う。

たくさんの時間がいるかしら。間に合うかしら。

 

茶道も空手も日本舞踊も。

「型」があるものは 美しく清々しい。

勉強にも「型」を見出すことができたら、

すっきり明快に事を進めることができて 楽しそうである。

せっかく勉強ができる環境に いまあるのだから、

ぜひそこに辿り着いてみたい。

 

 

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