素直に丁寧に書く。
記述式の採点の仕事(法律系ではないです。)をすると、
答案に記載されている内容のなかから、
「間違っている部分」を探し出して
どんどん減点していきましょう。
という視点ではなく、
「的確に書けている部分」を見つけ出して
できる限り加点してあげましょう。
という視点で、
自分が採点をしていることを たびたび実感する。
予備試験や司法試験の記述式試験が
どんな基準で採点されているのかよく知らないけれど、
自分の書いた答案を読むことになる
採点者の方が
加点をしやすい形で書けているかを意識して答案を書くことは、
きっと大切なことなのではないかなぁ…と
思っている。
文章の書き方の形式が守られていること。
一文が適切な長さで、読みやすいこと。
問われていることを
ちゃんと正しく認識していて
それについては、ここに記していますよ、と
採点者の方に伝わるように書くこと。
あと、明らかにおかしいことは なるべく書かないこと。
途中答案だけは避けること。
司法試験系のものではないけれど、
記述式の答案を採点をしているときに
自分が気づいたことを書き出していくうちに、
「あ。そういえば。」
と思い出して昔使っていた判例六法を手に取った。
司法修習生の先輩が教えてくださったことを
判例六法の背表紙の裏に 書き留めたものである。
確かな知識を携えて、それを的確に使いこなし
答案に刻むことができるようになりたいなぁ…