まえをむいて。

2009年にロースクール卒業。 司法試験受験回数0回。 平日は7歳と10歳の子育てをする主婦、 週末は仕事、をしつつ、 予備試験・司法試験合格を目指しています。 いまから、ここから、はじめます。 まえをむいて。

君がいて僕がいる。

 

いつもとちがったことは 風邪をひいて

熱がすこし出たくらい。そんな日だった。

けれども、

自分の日々の暮らしが

どこかにいる、どなたかの懸命な働きによって

常に守られていることを 初めて実感をもって

思い知り、

観ているあいだ、心がぎゅぅっと縮む感じがした。

 

自分たちのために 命をかけて 日々

そのような働きをしてくださっている方々に対し、

感謝の念を持つことはおろか、

彼らの働きの存在自体を意識せずに

いや目を向けようとしてこずに

これまで暮らしてきたことを自覚したとたん、

深く考え込んでしまい 動けなくなった。

 

自分が思い込んでいた世界と

実際に生じている出来事との乖離具合を

目の当たりにして 落ち込んでもいるようである。

 

自分はときどき、こんなふうに 

果てしなく大きな問題を突きつけられた気がして、

かといって自分がいま落ち込んだところで何も変わらないのに、

どうしようもなく重たい気持ちになることがある。

 

夫はこんな気持ちになることすらめったになく

万が一なったときの対処法は、寝ること、

らしいが、自分はむしろ寝られなくなるほうである。

いままさにそうである。

 

ずっと悩んできて ようやく見つけた方法は

はたから見るとちょっと怖いのでこっそりするのだけれど、

自分の手のひらを顔に近づけてじっと見つめることである。

広がりすぎて収拾がつかなくなった考えや不安を

目の前の手のひらに集めることで、

思考をマクロからミクロに切り替えるのである。

 

《この手で、いま自分ができることは?

とりあえず、いまは、それをするしかない。》

と、心のなかで 自分に言ってみると、

わりと前向きな気持ちを取り戻すことができる。

 

これから週末の仕事の日は、夫の協力で

朝早くに家を出て 出勤時間までは、

職場近くのドトールで

勉強させてもらえることになった。

 

いま自分がすべきことを全力で行うことでしか、

この日常を支えてくださっている

いろいろな方々に報いることができない気がしている。

 

 

がんばらなくては。

 

 

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めずらしく雪がふった。

重たい灰色の雲の向こうは ひときわ白く光っていた。

 

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