まえをむいて。

2009年にロースクール卒業。 司法試験受験回数0回。 平日は7歳と10歳の子育てをする主婦、 週末は仕事、をしつつ、 予備試験・司法試験合格を目指しています。 いまから、ここから、はじめます。 まえをむいて。

事実 と 評価。

『事実』とそれに対する『評価』を 分けて考えることにしている。 誰にでも一目瞭然でありそうな『事実』ですら 時間の経過や 記憶や記録の曖昧さから、 「確かである。」と断定できないこともあるのだから、 その『事実』に対する 個々人の『評価』(柔らか…

目から。耳から。

自分以外のひとの 《物事の習得過程》をはじめて間近で見たのは、 大学受験の浪人生時代に 当時彼氏であった夫と一緒に勉強した時だったと思う。 彼は一緒に勉強しているというのに ぶつぶつ つぶやきながらテキストを読むのである。 「お黙り。」と、内心思…

寄り添うこと。

窓を網戸もせずに全開で勉強していたら、 見たことない大きさの蜂が部屋のなかに入ってきて、ちょっとした騒動になった。ひとりだったけれども。 自宅を巨大な蜂がぶんぶんしている状況への おどろきと恐怖のあまり 訳もなくぴょんぴょん無駄に飛び跳ねなが…

ちいさな計画。

計画を立てて、それに基づき実行することが大好きだ。 いや…大好きだった。 いまは、計画を立てる時間もなければ、 立てた計画通りに実行できる場所にも居ない。 でも、達成したい目標がある以上 自分がいまここで踏みしめていく一歩いっぽを 丁寧で確かなも…

思いたったらすぐ行動。

休憩時間にYouTubeで 海外の主婦の方のハウスキーピング動画(家事スキル日々向上中。)を観ているのだけれど、 そのなかで、お片づけ上手な主婦の方がご自身の日々の行動を支える格言を紹介されていた。 英語だったので、正確かはわからないけれど、ざっくり…

理解 と 暗記。

以前、長女が学校でかけ算を習得する過程をみて、 自分なりに学校側の意図を解釈し、 ただただ感心していたのだけれど↓ maewomuite.hatenablog.com つい先日、いただいたお便りに以下のようなことが記されていて、 やはりそうだったのか! と 膝をたたいて重…

集中の質を保つ。

《学年✖️10分➕10分》 これは、小学生が集中して 机に向かい勉強すべき自習時間の いちにちの最低限の目安だそうだ。 長女は小学2年生なので、 《2✖️10➕10》=30分。 うん。それくらいの時間は毎日ちゃんと 集中して机に向かい勉強してくれている。 では、自…

作業中。思考中。

中学生、高校生だった頃の土日は自習室に朝から行って、いちにち8〜10時間。 ロースクール時代も いちにち10〜12時間は「勉強」していた。 記録することが好きで、 ストップウォッチでいちにちの総合勉強時間を記録してグラフを作っていたときもあった。 け…

自分に合う靴を。

自分のでない靴をうっかり履いてしまったときの、あの居心地の悪さに 似ている気がする。 いくつかの大手予備校の答練や問題集の解答例や 論証集に記載された文章の論の流れ、 市販の有名なテキストに載っている模範解答…すべてが、私にとってそうだった。 …

すべてを懸けて。

父の命日。 心がすーっと落ちていく感覚がする。 海におとしたカナヅチみたいに、静かに下に下にと沈んでいく。いつもそうなる。 「悲しみを乗り越えて」とか 「いつか辛い気持ちも癒えるから」とか 気遣いのお言葉をいただいてきたけれど、 そういうもので…

山登りのコツ。

思っていたより早かったと思う。 アガルートの総合講義100を きょう、 全7科目 聴き終えた。 計画をたて、日々記録をつけ、がむしゃらに 予定をこなしていく形式が、 おそらく本来の自分自身の性質には合っているのだろうけれど、 今の自分には、そうはいか…

時間をいただく。

きょうは、夫も母も頼ることができず シッターさんに子どもたちをお任せして 仕事に向かった。 こどもと相性のよい素敵なシッターさんとの ご縁に恵まれたからよかったものの、 そうでなければ (その方にお任せして、私が仕事に向かうことを こどもたちが嫌…

アウトプットを多角的に。

いま、長女はかけ算を習っている。 寝る前、呪文のように 長女の耳元で九九を唱えていたら あっという間に覚えた。 こどもの、物事を吸収する力には いつも驚かされる。 昨日、学校から 九九を覚えたかの確認をするチェック表を 持ち帰ってきた。 どれどれ……

頼れるひと。

夫が一週間の出張に出かけてしまった。 平日 夫は、わたしが家事育児すべて終えた頃にいつも帰宅するため、 出張で不在であっても とりわけ 私自身の 家事育児の負担に変化があるわけではない。 夫が出張で不在であっても 作る食事の量がすこし少なめになる…

使用するテキストを絞る。

《自分がきちんと管理できるだけ》持つ。 と、きっぱり心が決まったものだから その決意に従い、勉強に関わるものも スッキリと整理した。 というか、処分した。 学生時代に購入したものの、消化しきれなかった。 それでも、また司法試験や法律の勉強を始め…

管理できるだけ。

家庭のことや仕事が とても、とても 忙しい時期の只中にいる。 ひとつ ひとつ 懸命に、でも 出来うる限り丁寧にこなしていくことを 自分と約束し それを守ることに必死な毎日だ。 中学生の頃から、中間・期末テスト前などの気合いをいれて物事に当たらなけれ…

地図を左手に。

また、だ。また迷ってしまった。 仕事で、月に二回ほど都会に出かけるのだけれど、地下鉄の乗り換えが毎回うまくいかない。 〔目的地 ➡️〕という頭上にある案内の看板を順番に ひとつひとつ辿りながら 矢印の指し示す方向に順調に進んでいるのに、 最後の最…

場面に合わせて勉強する。

きょうも、仕事だ。 バスと電車を乗り継いで、すこし遠い場所に向かう。 ぼんやり車窓の向こうに広がる 穏やかな風景をながめながら、アガルートの論証集の講義の音声がイヤホンから流れる。 朝から天気がよかったので、 家中の窓をあけて風を通し、シーツを…

応援すること、されること。

きょうは、長女の運動会だった。 だれかを応援することは 思いのほか楽しく、 だれかに応援されることは、とてもしあわせなことだな、と 運動場に響くおおきな歓声や拍手に包みこまれながら 考えていた。 子どもの頃、陸上や水泳の大会のたびに 自分にかかる…

確率とか。倍率とか。

「いつ見ても、走っているね。」 と、言われた。 学生のころには友達に 「いのししみたいだね。」 と、言われたこともある。 そう。今日もわたしは走っていた。 夫と長女を朝6時40分に送り出したあと、 次女を朝8時45分に幼稚園に送り届けた瞬間、 くるりと…

参考にさせていただきます。

これはだれにも負けないぞ、 というくらい がむしゃらに勉強したのに あっさり 見事に 負けたことがある。 大学受験。 高校三年間は 第一志望の大学に現役合格する ことだけを考えて、自分のすべてを そこに向けて捧げていた。 ほんの少しの休憩時間ですら、…

命綱

さっぱりわからなかった。 いったい いつになったら、自分は この毎日ふりかかってくる膨大な量の法律の知識を、自分の懐に秩序をもって納め 適宜、適切に取り出すことができるようになるのか。 周りにいる たくさんの優秀なロースクール生たちが、自分には…

いまここ。

来年度の予備試験を受けてみようか…どうしようか…。 という想いが 先月あたりから あたまにひょこひょこ浮かんだり、ふうっと消えたりしている。 予備試験の試験日程をホームページで探して 来年のカレンダーで確認する。 仕事の日とかぶらないか、とか こど…

離れる。

長女のスイミングの待ち時間は、 アガルートの「論証集の使い方講座」を聴きながら 長女の様子をながめ、ときどき テキストの内容を確認する、といった過ごし方をしているのだけれど、 きょうは あいにく レコーダーもイヤホンも 忘れてしまった。仕方なく …

理想はひとまずそこに置いて。

ひと というものは 「自分」の理想を、 よくもまあ「だれか」にぐいぐいと見境なく押し付けるものだなぁ…と 感じることが このごろよくある。 その有り様は…「自分」には もう到底成し得ないことであるからこそ、 それを成し得る「だれか」に己の想い(理想)…

強くなる手段。

強い立場にいるひとに対して、 「あなたは自分がほんとうに間違っていないのかどうか、一度しっかり考えてみたらどうですか。」 と詰め寄り、弱い立場にあるひとには、 「あなたはご自身が間違っているだなんて、どうか思い込まないでくださいね。」と力添え…

10年前の宝物。

今日は仕事がない土曜日だった。 めったにないことなので、はりきって大掃除をした。 アガルートの教材が増えるにつれ ところてん式に 整理し処分するようにしているロースクール時代の書類から、もうなくなったと諦めていたものがでてきた。ロースクール時…

願う。

辛いね、悲しいね、気の毒に… と思いながら、 こころの隅っこのほうに確かにある、 自分は助かったのだな…という 後ろめたさを含んだ安堵感から目をそらす。あの方がなぜこんな目に…どうして自分は… とぐるぐる考えても、 でてくるのは都合のよい勝手で薄っ…

よーい、どん。

次女が幼稚園に入園した。いまはまだ、 幼稚園へ9時に送り届けて12時にはお迎えにいく日々が続いているため、そこまで実感はないけれど、 長女がお腹に宿り 自分の意思どおりに動く自由を そっと足元に置いて 歩き出してから、8年ぶりに 家族の誰に負担をか…

旧姓か 今の姓か。

ロースクールを卒業した春に 私は夫と結婚した。当時の私は、 司法試験を受験する気は さらさら なかったけれど、 もしこの先 司法試験を受けよう!と思ったときには 旧姓で受験したいし、 法曹になったら旧姓で働きたいと 夫に伝えていた。いまから振り返る…